鳴り砂を守ろう 昭和女子大生ら、女川・夏浜で清掃活動 吸い殻などごみ20袋分
東日本大震災以後、女川町の住民らと交流を続ける昭和女子大(東京)の学生らが、鳴り砂として知られる同町飯子浜の夏浜で清掃活動に取り組んだ。
学生と教職員計18人に加え、「おながわの鳴り砂を守る会」の会員ら計29人が参加。流木を中心に、プラスチックごみやれんが、たばこの吸い殻など約20袋分のごみを拾い集めた。
学生リーダーを務める人間社会学部の中山陽香理さん(19)は「パッと見たところきれいだが、砂に埋まっているごみが多かった。鳴り砂が守られてきたのは清掃活動をする人たちのおかげなのだと知った」と語った。
守る会の加納純一郎事務局長(73)は「若い学生たちと一緒に活動でき、元気づけられた。皆さんの協力のおかげで浜がきれいになり、気持ちがいい」と感謝した。
清掃活動は21日に実施した。
同大は「女川町応援ボランティア」として2011年から毎年夏、同町でボランティア活動を行ってきた。新型コロナウイルスの影響で2020年以降は中止し、今年2月の事前訪問で活動を再開。今回は今月20日から2泊3日で同町に滞在した。砂浜清掃のほか、地域住民との交流活動や保育所でのボランティアにも取り組んだ。
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