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サッカーで女川の力に コバルトーレ2選手、町内の特養施設を訪問

施設の利用者にヘディングを披露する庄子選手(右)と杉山選手

 女川町の社会人サッカーチーム「コバルトーレ女川」に所属するいずれもDFの庄子匠(25)、杉山颯汰(22)の両選手が、同町浦宿浜の特別養護老人ホーム「おながわ」を訪れ、デイサービスの利用者や職員ら計約30人と交流した。

 2人は自己紹介で、石巻市内の保険会社で営業職に就いていることを説明。主に女川町内で練習や試合をしていることも紹介し、庄子選手がヘディング、杉山選手はリフティングを披露した。

 利用者からの「女川町の好きなところを教えてほしい」「リーグ戦終盤の意気込みを」といった質問にも答えた。チームのグッズがもらえるじゃんけん大会も楽しみ、サイン色紙や2人の選手カードをプレゼントした。

 チームの発足と施設の開所は共に2006年で、東日本大震災を乗り越えて地域に貢献している。斎藤俊園長は「地元で頑張るアスリートの訪問は利用者の力になる。スタジアムでの応援は難しいかもしれないが、施設で試合の動画を流すなどして応援していきたい」と話した。

 訪問はチームが行うボランティア活動の一環で、22日にあった。庄子選手は「住民から声をかけてもらうなど力をもらっている。これからも町の力になりたい」と話し、今季新加入の杉山選手は「一つ上のカテゴリーに昇格して、女川をもっと盛り上げる」と意気込んだ。

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