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震災前から現在まで、写真300枚展示 復興歩み紹介 石巻・下釜第一町内会

写真約300枚を展示した復興の歩み展

 東日本大震災以前から現在までの風景や町内活動、インフラの編成を紹介する展示「下釜第一町内会 復興の歩み展」が14、15の両日、石巻市築山の釜会館であった。

 町内会役員らでつくる実行委主催。三浦勲会長(81)や役員が撮影した、2009年から現在までの町内の様子の写真約300枚を展示。震災時の浸水被害やがれきの散乱する様子だけでなく、スポーツフェスティバルや文化祭などの町内会の活動、復興団地の建設、都市計画道路「釜大街道線」が整備された後の釜地区の様子なども紹介した。

 三浦会長は「震災後に転居してきた人たちも多く、子ども会も活発に活動している。コロナの影響で見送ってきたが、また文化祭などの行事ができればいい」と期待する。

 石巻市大街道の70代主婦は「写真を見ながら、すっかり復興が進んだと感じた。町内行事の記録が詳細で、歴史を残しているのが素晴らしい。地区のまとまりを感じる」と話した。

 一般社団法人石巻震災伝承の会、特定非営利活動法人やっぺすが協力し、震災体験を聞く会・話す会や、防災食の試食会などのワークショップもあった。

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