船員や実習生と交流促進 インドネシア出身者と石巻サッカー協会選抜が親善試合 28日
石巻地方で働くインドネシア出身の漁船員や技能実習生と、石巻サッカー協会選抜チームによる親善交流試合「国際サッカーフェスティバル」が28日午前10時から、石巻市大門町2丁目の湊地区コミュニティ広場で開かれる。入場無料で、一般の観覧も可能。
石巻市民と外国人の技能実習生らとの交流機会の創出や地域社会との共生を目的に、外国人支援者ら有志で構成する「国際スポーツ・文化ふれあいフェスティバル実行委員会」が初めて開催する。
外国出身の漁船員や技能実習生らが広場に集まってサッカーをしていたのをきっかけに、実行委が大会での交流を提案した。
世話人の清水孝夫さん(82)は「市民と実習生らとの交流のきっかけになれば。いずれはインドネシアだけでなく、石巻に入っているさまざまな国の人たちも含めて実施していきたい」と張り切る。
インドネシア出身者らでつくるチームの名前は「ガルーダインドネシア」。ガルーダは国章に入っている神話の鳥を意味する。メンバーは20~30代が中心で、当日は25人が参加の予定。普段は土曜日を中心に、週1回ほど集まって練習しているという。
監督のカシワンさん(33)は「提案を聞き、楽しそう、やってみたいと思った。国のシンボルを名に使っているので、強いチームとして頑張りたい」と意気込む。
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