学力向上に学び合い 石巻市教委、推進委に授業改善案を提示
学力向上へ授業改善を進めるため、石巻市教委は、市が目指す授業スタイル案をまとめ、本年度第2回市学力向上推進委員会(座長・木村民男元石巻専修大教授、委員22人)に示した。1時間の授業で教師が話す時間を極力減らし、児童生徒が学習活動を行う時間は30分を目標とするほか、情報通信技術(ICT)の活用を位置付ける。
教師主導の一斉授業を構造的に見直し、子どもを主体とした学び合い、タブレット端末の活用が授業改善のポイントとなる。
委員からは「教師が話す時間を極力減らすのではなく、ポイントを押さえて指導をするという表現がいい」「算数は授業の前半で原理・原則をしっかり教え、後半の20分で(学習内容を定着させる)適用問題の時間を設けることが大事」「学習活動の時間30分の目標は各校で工夫する」「授業改善が教師の意識改革につながる」などの意見や指摘があった。
4月の本年度全国学力テストの結果も報告された。石巻市の平均正答率は全ての教科で全国平均、仙台市を除く県平均を下回った。数学は41%で、全国より10ポイント低かった。学力向上推進委は9月6日にあった。
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