古里の海に響く「復興太鼓」 雄勝中生、桑浜漁港で披露
石巻市雄勝中(生徒10人)の全生徒が、雄勝地区の桑浜漁港で「復興輪太鼓」の演奏を披露した。
復興輪太鼓は東日本大震災後、津波で流された太鼓の代わりにタイヤで演奏したことをきっかけに生徒たちが受け継いできた。
生徒たちは漁港の岸壁に和太鼓を並べ、海を背に演奏を披露。集まった地域住民らを前に力強い音色を響かせた。
演奏披露は10月12日、総合的な学習の一環として実施した。地元の「伊達の黒船太鼓保存会」を講師として招き、オリジナル曲「伊達の黒船」を週2時間ほど練習してきた。
太鼓の地域発表は、地域や住民との関わりを深めるのに加え、古里の良さに気付くきっかけづくりや、学習の成果を発表して達成感を味わい学校生活への意欲を高める目的で開かれている。
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