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ベスト・ツーリズム・ビレッジに奥松島、東北で初認定 オルレ評価 国連世界観光機関

 国連世界観光機関(UNWTO)が定める「ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)2023」に、東松島市の奥松島地域が東北で初めて選ばれた。市が韓国版トレッキングの宮城オルレ奥松島コースに関する取り組みなどをアピールし、持続可能な観光に取り組む地域として認められた。

 6日の定例記者会見で市が発表した。2021年に始まったBTVは地域コミュニティーの伝統や文化を保全し、観光を通じた地域振興を進める事例を認定する。

 人口が1万5000人以下であることや農業などの1次産業を営んでいることなどが応募要件で、文化や自然資源の有無など9項目で審査する。認定地域は観光PRにロゴマークを使用できるなど、国際的な認知度向上が期待される。

 今年は29カ国54地域が選ばれ、国内では他に北海道美瑛町などが認定された。奥松島は地域が一体となって宮城オルレのコース選定や維持管理に取り組んできたことなどが評価されたとみられる。

 渥美巌市長は「認定は観光面での起爆剤になる。昨年は『世界の持続可能な観光地TOP100』に選ばれており、両方のお墨付きをもらったことを生かしていきたい」と話した。

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