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「愛」紡いだつつじ野50話、一冊に 石巻かほく1面連載 きょう発売

7日に発売する「つつじ野選 愛の物語 50話」

 三陸河北新報社は7日、石巻かほく1面の随想「つつじ野」から「愛」をテーマに50話を選んだ「つつじ野選 愛の物語 50話」を発行する。外部筆者が自分が出会った恩師や家族を主役に多様な愛の姿を描いた。

 つつじ野は1面に毎日掲載し、1980年の石巻かほく創刊時から東日本大震災直後1年の中断を経て続いている。1回約700字。経済人や生産者、教師、主婦などさまざまな分野で活躍する人たちに執筆を依頼し、外部筆者は1300人を超えた。

 「選」は2020年1月~23年6月の掲載作から「愛」の物語を選び、「家族」と「出会い」としてまとめた。

 震災で犠牲になった家族思いの長女とその母。入院中の病院の屋上で高校生の長女の帰りを毎日待ち続ける父。陸上選手としての生き方を説いた恩師。物語の登場人物が愛の奥深さや貴さ、強さを教えてくれる。

 B5判、32ページ。定価は880円(800円+税)。三陸河北新報社と石巻地方の主な書店のほか、河北新報販売店でも扱う。問い合わせは営業部0225(96)0321。

 随想の執筆者は次の通り(掲載順、敬称略)。

 永久保陽子、熊谷弘子、東城エリ子、今野志麻、小笠原博美、萬代忠志、高橋正人、芳岡孝将、石牧紘汰、遠藤仁美、古田康祐、増渕茜、近藤晃一、小松有紗、中村健司、千葉大作、吉木麻美、山口浩枝、田口文恵、久保田祐子、佐藤博樹、熱海良彦、阿部恵、佐藤幸也、山本哲也、鈴木喬、木村直隆、三浦義介、日野朱夏、今村正輝、新沼慎二、西沢砂弥香、大和千恵、高階睦、中谷卓巨、原田明季、山田真優美、神吉雄吾、片岡多美子、三浦昌弘、木村恵美子、後藤峻

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