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県芸術祭工芸展 石巻地方から3人出品、個性ある作品で魅了 仙台・12日まで

にぎわう県芸術祭工芸展。手前の作品が尾形さんのガラス作品「Happy Charms」

 第60回県芸術祭工芸展が仙台市宮城野区のTFUギャラリーミニモリ(東北福祉大仙台駅東口キャンパス)2階で開かれている。石巻地方から作家3人が参加、オリジナルにあふれた作品群が工芸ファンの目を楽しませている。

 工芸展は県芸術協会工芸部による作品展で、陶芸をはじめ染織、七宝、刺しゅう、ガラス、漆芸など11種別に合わせて65点を展示。うち石巻市を拠点にする陶芸の馬場興彦さんが「泥彩線文鉢」、東松島市の樋田隆さんが「かたち2013」をそれぞれ出品し、個性を競い合っている。

 来場者の興味を引いていたのがガラスの尾形かなみさん(石巻市)の「Happy Charms」。小さなガラスの器に、招き猫やダルマといった縁起物を入れた8点から成る作品で、尾形さんは「透けるガラスの特徴を生かした。見た人が楽しい気持ちになってくれたらうれしい」と話す。

 1階で同時開催されている第4回杜のみやこ工芸展では石巻市出身の千田圓さん(仙台市)の「渦紋(木竹芸)」、石巻市の徳水辰博さんの「雄勝硯(すずり)2023(硯)」の2点が奨励賞に選ばれた。ほかに石巻市から5人が入選した。

 会期は両展とも12日まで。開場は午前10時~午後5時半。入場料(両展共通)は一般・大学生500円。高校生以下は無料。

宮城県芸術祭 - 宮城県芸術協会

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