企業防災の取り組み評価 政投銀東北支店、白謙蒲鉾店に運転資金を融資 3回目
日本政策投資銀行東北支店は1日、防災などの取り組みが優れた企業への融資制度「DBJ BCM格付」を活用し、白謙蒲鉾(かまぼこ)店(石巻市)に運転資金を融資したと発表した。融資額は非公表。
白謙は意思決定者が不在となる自然災害時を想定し、従業員自らが判断する訓練などを実施している。取引先と事業継続の情報を共有し、代替生産先の選定を依頼するといったサプライチェーン(供給網)対策にも力を入れている。
BCM格付は、企業の防災や事業継続の取り組みを評価し、ランクに応じて融資条件を設定。最高ランクを取得している白謙への融資は3回目。
格付認定の表彰式がこの日、市内の門脇工場であった。松岡基嗣支店長は「さらなる経営強化の一助になるといい」とあいさつ。白出哲弥社長は「これからも最先端の防災に取り組みたい」と話した。
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