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特養ホーム入所者、感激 女川小5年が花寄贈 人権運動の一環で育てる

寄贈した花を前に記念撮影する児童と入所者ら

 女川小(児童214人)は13日、5年生31人が育てた花を特別養護老人ホームおながわへ寄贈した。花は、命の大切さや思いやりを育む「人権の花運動」の一環で育てた。

 特養ホームには、パンジー、ビオラ、ナデシコが植えられたプランター16個が贈られた。代表で受け取り、自身も花を育てているという高橋もと子さん(89)は「きれいだね。大切に育てます」と目を潤ませた。

 児童らは10月11日に女川町人権擁護委員会とプランターに植栽。一つのプランターを2人1組で育て、休み時間にほぼ毎日水をあげた。代表児童の木村流華さん(10)は「楽しく育てられた。これからも元気に花を育ててほしい」と笑顔で話した。

 ホームの斎藤俊園長(60)は「人権は人間であれば必ず尊重されなければいけない権利。国内外でさまざまな人権侵害が行われている中、希望の花を頂き感激。人権を守ることを徹底し、花を育て、希望の光にしたい」と感謝した。

 花はみんなが見えるところで育てられ、入所者が職員と協力しながら水をあげる予定という。

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