蔵元と会話弾む 地酒飲み比べに350人参加 石巻・四釜商店、4年ぶり開催
石巻市穀町の四釜商店主催の「地酒のおいしさ 蔵元と楽しむ会-宮城県内編」が12日、同市千石町の石巻グランドホテルで開催された。新型コロナウイルスの影響で休止が続き、4年ぶりの開催。石巻、東松島、仙台を中心に約350人の参加者が県内の日本酒を味わった。
石巻市の「日高見」(平孝酒造)や「墨廼江」(墨廼江酒造)をはじめ、大崎市の「伯楽星」(新沢醸造店)や塩釜市の「浦霞」(佐浦)など、県内20の蔵元が約80種類を出品した。
今回は座って飲む例年のスタイルから立食形式に変更。より多くの蔵元と会話を何度でも楽しんでもらうため、カップホルダーに入る酒の種類を減らした。参加者はホルダーを手に、蔵元と会話を楽しみながら飲み比べをした。
5、6年ほど前から四釜商店を利用する東京都の会社員戸上能徳(よしのり)さん(59)は初めての参加。「石巻をはじめ、宮城県の日本酒はさらりとしていて飲みやすい。来年も足を運びたい」と話した。
四釜商店の四釜壮俊社長(55)は「今回は初めてという参加者が多かった。これからも、お酒がきっかけで生まれる縁や出会いを大切に、日本酒の良さを広めたい」と語った。
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