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復興の森に親しもう 親子でワークショップ参加 東松島・野蒜ケ丘

大学院生らと協力し、復興の森入り口に門柱を作る子どもたち

 作家で環境保全活動家として知られ、2020年に亡くなったC・W・ニコルさんの財団などが整備に協力した東松島市野蒜ケ丘2丁目の里山「復興の森」で11日、親子を対象に森や自然に親しむワークショップが開かれた。

 一般財団法人「C・W・ニコル・アファンの森財団」(長野県)と、早稲田大建築学部の古谷誠章研究室などでつくる「森が学校計画産学協同研究会」の主催。

 東松島市在住の子どもたちを中心に、保護者や早稲田大の大学院生、地元有志ら約50人が参加。「復興の森」を歩いて動植物を観察した後、森の入り口を分かりやすくするための門柱を作った。

 門柱には森から伐採した杉を使用。復興の森にいる動植物をかたどった木片を大学院生らが作り、子どもたちが思い思いの色を塗って柱に貼った。

 同市鳴瀬桜華小4年の石垣歩乃実(ほのみ)さん(10)は「普段森で遊ぶ機会が少ないので、探検したり、友達と遊んだりするのが楽しかった。初めての子も来やすいようにイベントがあればうれしい」と話した。

 学生リーダー土江祐歌さん(23)は「今回の活動で、森を地域に開き、子どもたちの自然の中での能動的な学びにつながればいい」と期待した。

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