伊藤原子力防災担当相、災害時の拠点訪問　女川原発など視察

　伊藤信太郎原子力防災担当相は１９日、女川町にある原子力災害時の対応拠点「県女川オフサイトセンター」と、東北電力女川原発（女川町、石巻市）を視察した。

　オフサイトセンターでは有事の際に現地対策本部となるオペレーションセンターや除染室などについて担当者から説明を受けた。女川原発では防潮堤や緊急対策所などを視察した。

　須田善明町長、渡辺伸彦石巻市副市長と意見交換。須田町長は「原子力防災のソフト面充実のベースにはインフラがある」、渡辺副市長は「災害に強い道路が不可欠」などと、省庁横断的な道路整備を求めた。

　伊藤氏は「政府一体となって道路を含む防災体制が希望に添う形で整備されるよう努力したい」と強調した。

　１８日は環境相として同町と石巻市の長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」を訪れた。