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観光連携へ「友情の道」協定 宮城オルレと台湾・淡蘭古道 コースに石柱、相互PR

除幕式でお披露目された石柱

 韓国版トレッキングの宮城オルレと台湾のトレイルコース「淡蘭古道(たんらんこどう)」を友情の道と定めて相互交流を図る協定が結ばれ、宮城オルレの4コースに記念のモニュメントが設置された。東松島市の宮戸島を巡る奥松島コースにも建てられ、13日に除幕式があった。

 モニュメントは白御影石で作られた石柱で、高さ1メートル(地上部分80センチ)、幅15センチ。11日にオープンしたばかりの村田を除く4コースのスタートやゴール、途中に建てられ、奥松島コースは発着点の復興再生多目的施設「あおみな」敷地内に設置された。

 それぞれの石柱には、オルレ各コースと共通点がある淡蘭古道を構成する古道の名前が刻まれた。奥松島コースは、所在地が国内の北東に位置することや、長い歴史を持つ共通点がある金字碑(きんじひ)古道(新北市)の石柱が建てられた。

 あおみなであった除幕式にはコースを管理する東松島市や新北市の関係者ら約20人が出席。東松島市の渥美巌市長は「宮城オルレと淡蘭古道が友情の道として双方の文化交流、協力拡大がなされ、持続的に発展することを祈念する」とあいさつ。

 新北市訪問団の黄大峰(こうだいほう)代表は「石柱を通して地元の皆さんに淡蘭古道の存在を知ってもらいたい。奥松島コースを歩き、金字碑古道も訪れてほしい」と述べた。

 淡蘭古道には2024年度、オルレを象徴する「カンセ」と呼ばれる馬をかたどったモニュメントが設置される予定。

 協定は12日、県と台湾交通局観光署が締結。相互交流のほか、誘客や地域活性化に向けた情報交換を進める。

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