子供司書ら、本箱の本入れ替え作業 利用増願い、獅子振りも披露 女川町内3施設
女川町教委の養成講座を受け「子供司書」として活動する女川小の児童ら4人が、町内3施設に設置されている本箱の本の入れ替え作業を行った。本を自由に借りてもらう仕組みとして町教委などが取り組む「リトル・フリー・ライブラリー事業」の一環。各施設での作業後には獅子振りも披露し、本箱の利用者が増えることを願った。
リトル・フリー・ライブラリーは、公共施設などに本箱を置き、本を自由に借りてもらう仕組み。冊数や返却期限などのルールはない。町教委では昨年3月から活動を展開する。
本箱はJR女川駅に併設する町営温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」、町観光協会の案内所、放課後施設「女川向学館」に設置。入れ替え作業は9日に実施した。ゆぽっぽでは木田宗毅副支配人に見守られながら、児童書や小説など約20冊を新たに並べた。
今年から子供司書として活動する5年の紺野六花さん(11)は「読書に年齢は関係ない。子どもも大人も自分の好きな時間にたくさん読んでほしい」と話した。獅子振りを披露した5年の鈴木碧虎君(10)も「本がきっかけで町の人と観光客が交流してくれるとうれしい」と願った。
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