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スポーツ庁・優良自治体表彰 石巻市が受賞 健康づくり関連団体の連携、評価

室伏広治長官(左)から賞状を受け取る斎藤市長

 石巻市は、スポーツを生かしたまちづくりを推進する自治体に贈るスポーツ庁の「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2023」(スポまち!長官表彰)を受賞した。3月に市内13団体で「いしのまきスポーツコミッション」を設立し、行政や観光、経済、市街地活性化団体などが一体となって交流人口拡大や市民の健康増進を目指している点が評価された。

 本年度は全国26自治体が受賞。県内では石巻市のみだった。表彰式が10日に東京都内であり、斎藤正美市長が出席した。

 市は「スポーツでみんなが煌(きら)めくActive City ISHINOMAKI~いしのまきスポーツコミッション事業」と題した計画を提出した。計画期間は2023~25年度の3カ年で、大会や合宿の誘致、市民らが気軽にスポーツを楽しめる環境づくりの推進などを目標に掲げた。

 東日本大震災からの復興・伝承とスポーツを組み合わせた特色ある事業展開や、市内で盛んな剣道、柔道、空手、弓道などを生かした「武道ツーリズム」の可能性などをアピールした。

 斎藤市長は「受賞を機にスポーツの力で地域をより一層盛り上げるとともに、交流人口の拡大を図るなど石巻ならではのスポーツを生かしたまちづくりを推進する」とコメントした。

 スポまち!長官表彰は、スポーツを生かした健康まちづくりに取り組もうとする自治体を応援しようと、21年度に始まった。県内ではこれまで角田市や大河原町が受賞している。

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