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石巻の「ブレーメン」、放課後アワード受賞団体に 子どもの幸せづくり実践

斎藤市長(左から2人目)に受賞を報告した宝理事長(同3人目)らブレーメンの関係者

 石巻市のNPO法人放課後こどもクラブBremen(ブレーメン)が、放課後のさまざまな取り組みを表彰する「日本放課後AWARD2023」の受賞団体に選ばれた。

 子どもの幸福度を高める活動をしている団体に贈られる賞で、宝鈴子理事長(68)は「子どもたちが幸せになる、他にはできない質のいい保育を実践してきた結果だ」と受賞を喜ぶ。

 ブレーメンは2012年5月に設立。障害のある子や外国にルーツのある子らも広く受け入れ、現在は小学1~6年生26人が利用する。ボランティアを含め17人のスタッフが在籍し、遊びや学習支援を通して成長を後押し。子どもの主体性を重視し、家庭のように安心して過ごせる第三の居場所づくりを実践してきた。

 宝理事長は11月29日、市役所で斎藤正美市長に受賞を報告し「12年活動を続けてこられたのは、地域の皆さんのおかげ。これからも頑張りたい」と話した。

 日本放課後AWARDは、子どもたちの豊かな放課後の実現を目指す「日本放課後学会」(会長・中山芳一岡山大准教授)が、今年初めて開催。全国53団体がエントリーし、ブレーメンを含め5団体が入賞した。

日本放課後AWARD授賞式 - 日本放課後学会

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