閉じる

自然の神秘、来場者魅了 石巻出身の写真家・高砂さん個展、古里で18年ぶり

「いきもの」のコーナーで展示解説する高砂さん

 石巻市出身の自然写真家高砂淳二さん(61)=東京都=の写真展「地球と出会う旅」が2日、石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)内にある市博物館企画展示室で開幕した。開場式では斎藤正美市長、高砂さんらによるテープカットがあり、18年ぶりの古里での個展を祝った。

 同館の第7回企画展で(1)海(2)いきもの(3)ハワイ(4)夜(5)Dear Earth-の5テーマに分けて100点余を展示。38年間、地球をフィールドに撮影してきた高砂さんの写真家人生をたどる構成になっている。

 自然の神秘や美しさ、生命のハーモニーを捉えた写真が市民を魅了。涌谷町から訪れた会社員石原環次さん(61)は「動物が寄り添っている写真もあり、心がほっこりする」と感動していた。

 高砂さんによる展示解説もあり「警戒心の強い動物には子守歌を歌いながら近づいた」と撮影秘話などを披露した。

 高砂さんは「古里で再び個展をできたことに感無量。地球が人間だけでなく自然や生き物たちと調和して成り立っていることを感じ取ってほしい」と話した。

 会期は来年2月25日まで。開館時間は午前9時~午後5時。休館日は月曜日と12月28日~1月4日。観覧料は一般600円、高校生300円、小中学生200円。

 関連イベントとして高砂さんのトークが今月16日午後1時半~3時、複合文化施設大ホールで行われる。定員800人。参加無料。予約不要。連絡先は市博物館0225(98)4831。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ