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万が一に備え、救命法学ぶ 東松島の高齢者運動愛好会

自宅で家族が胸を押さえて倒れたことを想定し、救命処置を訓練する会員たち

 東松島市の高齢者運動愛好会「1・5(いちご)会」(会員25人)は、普通救命講習を赤井市民センターで実施した。東松島消防署員から救急車が到着するまでの対応や処置方法などを学んだ。

 会員8人が受講し、8人が見学した。消防署員が救命活動時の注意点を説明し「救急隊の到着前にAED(自動体外式除細動器)を使った方が助かる可能性が高くなる」と一次救命処置の大切さを伝えた。

 会員はAEDの使用が必要な場合を想定した訓練も体験。それぞれ胸骨圧迫をする人、119番通報する人などに分かれ、救命時の一連の流れを復習した。

 講習は「応急手当普及員」の資格を持つ圡沢(とざわ)武彦会長(79)が「地域でサークル活動などをしている会員が多い。活動中の万が一に備えて救命方法を覚えておいてほしい」と開催した。

 受講した武山富美子副会長(76)は「転倒したりやけどをしたりすることもあるので勉強になった。活動中に何かあれば学んだことを生かしたい」と話した。

 講習は24日にあった。3時間の講習後、受講者に修了証が交付された。

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