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子どもの居場所を 石巻商高で多世代交流イベント テーマに支え合い

ボードゲームで交流する子どもたちと高校生ら

 地域の支え合いをテーマに子どもたちの居場所や遊び場をつくり、多世代が交流するイベント「ケアブレンドカフェ」が2日、石巻商高であった。

 仙台市のNPO法人「ケアブレンド」が石巻市内では初めて開催。石巻商高の生徒有志と同市のジュニアリーダーサークル「げろっぱ」のメンバー計約30人が運営を担った。

 イベントには親子連れを中心に約120人が参加した。参加者同士が対戦するゲーム大会やドローンの操作体験、お菓子釣りのほか、高校生とボードゲームで対戦するコーナーもあり、訪れた児童らが高校生と親交を深めた。

 企画・運営に携わった石巻商高3年の阿部まどかさん(18)は「石巻商高を知ってもらったり、石巻に楽しい場所を作ったりするきっかけになれば」と話した。

 参加した同市万石浦小4年の相沢莉心さん(9)は「他の学校の子たちと集まれる機会は珍しいので、またイベントがあればうれしい」と語った。

 ケアブレンドは世代を問わず交流できる居場所をつくろうと、県内の高校などで生徒たちとともにイベントを開いている。

 中山浩知代表(43)は「世代を超えて交流することで、遊び場の少なさなどさまざまな課題を共有、周知できる。困ったことが起きた際の助け合いのきっかけになれば」と期待した。

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