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Xマスシーズン、スノードームが人気 石巻のガラス作家 尾形さん制作 注文相次ぐ

尾形さんが制作したスノードーム。中に入っているパーツは灯台(左)といす

 クリスマスシーズンを迎えて、石巻市のガラス作家尾形かなみさんが作るスノードームが人気を呼んでいる。県外の店から注文が寄せられており制作に追われている。

 尾形さんはスノードームの中に入るパーツを市内の自宅で作り、ガラスに息を吹き込んで形にする作業は東京都内にある工房を借りて行っている。スノードームの大きさは高さが12、13センチ、直径は10センチ前後。価格は1万5000円前後。

 以前はクリスマスに合わせてサンタクロースやツリーといったパーツを入れたスノードームを作っていたが、今はいすや船、灯台とユニークな題材に挑戦している。

 尾形さんは「店のオーナーから、かわいらしいのを卒業しなさいと助言されて、見ていて心が落ち着くようなものを作るようになった。パーツが海をイメージしたものが多くなってしまうのは父が漁業関係者だったからかも」と語る。

 スノードームを振ると雪のように舞う粒も大小織り交ぜて、落ちるスピードを変えた。中に入っている水も蒸発しにくい精製水を使用、長く観賞できるように工夫した。

 尾形さん手作りのスノードームは好評で、今年もクリスマスを前に福岡や鎌倉、長野県安曇野などの店から注文が相次いだ。

 尾形さんは「心が和むねと言われるのが一番うれしい」と話す。

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