戸籍システム障害 原因はハードディス不具合 石巻市
石巻市は11日、9月に戸籍システムに障害が発生し約1カ月にわたり一部の戸籍証明書の交付を停止した問題で、原因がハードディスク(HD)の不具合だったと発表した。
市によると、稼働が計3万2768時間(約3年9カ月)に達するとアクセスできなくなるという不具合で、バックアップサーバーを含めてシステムが停止。復旧させたデータの確認や法的な事務手続きに時間を要した。
斎藤正美市長は市議会12月定例会での行政報告で「保守管理の委託事業者と情報共有や連携強化を図り、再発防止に努めている」と陳謝した。
市は児童手当支給の事務手続きで、未処理が4件、個人情報を記載した書類の紛失が1件あったことも報告。桃生と河北両総合支所で7~9月下旬に受け付けた児童手当認定請求書の一部が11月まで適切に処理されず、未支給となっていた。
市は上釜南部地区被災市街地復興土地区画整理事業に伴う住居表示の変更証明書を、対象者1人に誤って送付した。住所変更などの手続き費用約4万2000円を市が支払った。
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