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師走点描 > くぐって合格祈願 茅の輪(石巻市北上町・釣石神社)

茅の輪をくぐる参拝客

 落ちそうで落ちない岩があることから受験生の参拝客が多く訪れる石巻市北上町の釣石神社に10日、茅(ち)の輪が設置された。参拝者は次々に輪をくぐり、心身のけがれをはらった。

 朝から石巻専修大の野球部員や地元の氏子ら約40人が、北上川に自生しているヨシを縄で束ね、縦3.75メートル、横4・5メートルの茅の輪を作った。大きさは縦が「みんな合格」、横が「よし合格」の語呂合わせ。

 ヨシは川の水をきれいにすることから、輪をくぐると体を清めるとされている。また、ヨシを腰に着けると災いを避けられるという言い伝えもある。

 高校受験を控え参拝した美里町不動堂中3年の伊藤玲雄さん(15)は「(岩のように)落ちそうなときも耐えしのげるように、見守ってくださいとお願いした」と語った。

 岸浪均宮司(68)は「受験の合格を願う人が目標に向かって一歩一歩前に進んでもらえればいい」と願った。

 設置は来年4月上旬まで。

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