ビキニフィットネス 東松島の小松さん、全国大会2位入賞 「次は世界目指す」
東松島市野蒜ケ丘のヨガインストラクター小松有紗さん(37)が10日、ボディービル・フィットネスなどの全国大会「ゴールドジムジャパンカップ」ビキニフィットネス(※)35歳以上160センチ以下級に出場し、2位に入賞した。全国大会での受賞は今回が初で「次は世界大会出場を目指す」と意気込む。
ジャパンカップはブロック大会の上位入賞者などしか出場できない大会で、小松さんは7月に神奈川県で開かれた東日本フィットネス選手権で2位に入賞し参加資格を得た。
競技に集中するため、10月に利府町のフィットネスクラブに転職。同僚もボディービルやフィットネスの大会に参加する競技仲間が多く、モチベーション向上につながった。仙台市のプライベートジムにも通い、コーチと毎日連絡を密に取り合って1日に摂取する塩分や水分量をグラム単位で調整して減量した。
「過酷だったが、これまでにないほど筋肉に張りがある状態で出場できた。水分を徹底して減らしたことで、筋肉のすぐ上に皮膚が載ったような感覚だった」と振り返る。
小松さんは中学1年生から5歳までの1男2女の母。本格的にトレーニングを始めたのは2021年からだった。
「競技を通じて応援をもらえるのが原動力になっている。子どもを産んでも、何歳からでも変われると証明したい。全ての人にチャンスはあるので、1歩自分から踏み出すことが大切です」と笑顔で話す。
来年7月、東京都で開かれる大会「SPORTEC CUP 2024」に出場する。これまであった身長や年齢などの制限がないため強豪との争いになるというが、世界大会への出場権を争う大会だけに、目標はあくまで優勝だ。
(※)ビキニフィットネス:ボディービル・フィットネス競技の部門の一つ。バランスのとれたプロポーション、肌の艶、張りだけでなく、髪形やメークなども含め総合的に審査する。トレーニングで作り上げた曲線的な美しさを重視し、特に細くくびれたウエストや丸みのあるヒップ、しっかりつくられた脚などが評価される。
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