閉じる

「耕人塾」閉塾式で取り組み発表 石巻地方の中高生19人、人間力磨く

横江塾長から修了証を受け取る受講者(右)

 石巻地方を中心とした中・高校生の「人間力」を磨き、地域や社会に貢献する人材を育成する「耕人塾」の2023年度閉塾式が16日、石巻市ささえあいセンターであった。

 本年度は新規9人、継続10人の計19人(中学生14人、高校生5人)が受講。閉塾式で横江信一塾長(石巻専修大特任教授)は、参加者の取り組む姿勢に触れ「今後も新たな問いを探すなど課題意識を持ち続けてほしい」と呼びかけた。

 横江塾長から修了証を受け取った受講生は活動を通して学んだことを発表。新規で参加した石巻市河北中3年の首藤知咲さん(15)は「ごみ拾い中に地域の方々から声を掛けてもらい、つながりも感じることができた。高校に進学しても活動は続けたい」と話した。

 耕人塾は12年度にスタート。本年度は5月に開講し、石巻市や女川町で清掃活動をしたほか日本の伝統文化である茶道などを学んだ。また「マイプロジェクト」と題し、地域の課題を考え、解決方法を模索する活動を展開した。新型コロナウイルスの影響で中止していた宿泊研修も3年ぶりに実施した。

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ