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師走点描 > 4万本のヨシで覆う ジャンボ門松(石巻市北上町橋浦)

作業員たちがジャンボ門松に賀正の幕をくくりつけ仕上げた

 石巻市北上町橋浦の新北上大橋近くに25日、北上地区の特産品であるヨシを使ったジャンボ門松が設置された。来年1月9日まで飾られる。

 石巻観光協会が1997年から通行者の安全祈願などを目的に始め、今年で26回目。

 作業には早朝から建設関係者ら約20人が参加。道路の両脇に高さ4.2メートルの竹を建て、周りを約4万本のヨシで覆った。賀正と書かれた幕なども飾り付けた。

 ヨシは文化財の屋根にも使われるほど丈夫で、現在ジャンボ門松に使われているヨシも東日本大震災の被害を免れ、10年以上にわたり年末年始を彩り続けている。

 同協会の横山宗一副会長(67)は「来年も災害のない穏やかな年になればいい。北上町の玄関口として、帰省した人に『おかえりなさい』と、ふるさとのみんなが頑張っている思いが伝われば」と話した。

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