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1人暮らし世帯に年賀状を 青葉中、地域に感謝込め制作 住民組織に配布託す

井上会長(後列左から2人目)らに作品を寄託した内海さん(前列左)、半沢さん(同右)

 石巻市青葉中(生徒182人)は、学区内の65歳以上の1人暮らし世帯に送る年賀状と、介護老人保健施設などに贈る「サンクスリボン」を制作した。心を込めた手作りの作品は、住民組織の釜・大街道地区第2層協議体などを通じてそれぞれの配布先に届けられる。

 年賀状は青葉中の全校生徒が授業で1人2枚作成。お正月のえとをイメージしたイラストと、生徒の来年の目標や感謝のメッセージを書いた。リボンは校内のボランティアグループ「お助け隊」や生徒会などの有志が作成。1つずつメッセージカードを添えてある。約1000個を作った。

 19日に校長室で寄託式があり、「お助け隊」隊長の3年内海心優(みゆう)さん(15)と生徒会会長の2年半沢幸太郎さん(13)が釜・大街道地区第2層協議体の井上誼一会長らに年賀状とリボンを手渡した。

 内海さんは「地域への感謝の気持ちを込めた。この感謝の輪を広げていってほしい」、半沢さんは「支え合うことが大事だと感じてほしい」と話した。

 年賀状とリボンは65歳以上の1人暮らし世帯(95世帯)と、同校に隣接する介護老人保健施設「第二恵仁ホーム」の入所者に宛て、釜・大街道地区民生委員児童委員協議会を通すなどして来年1月7日までに配られる。リボンは民生委員児童委員や社協関係者にも贈られる。

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