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心のケア「国として継続」 土屋復興相、石巻など視察 議論重ねる考え

慰霊碑に献花する土屋復興相(中央)=石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園

 土屋品子復興相は27日、東日本大震災で被災した県内の6市町を視察した。被災地で課題となっている心のケアについて「復興庁の期限を過ぎても国として継続しなければならず、議論を重ねて続け方を考えたい」と述べた。

 石巻市では、石巻南浜津波復興祈念公園の慰霊碑に献花し黙とう。隣接する市の震災遺構「門脇小」も見学した。亘理町では水産業やイチゴ農家の女性らと食事をしながら懇談し、仙台市役所で郡和子市長と復興状況について意見交換した。

 土屋氏は視察後「風化させないために、震災の記憶がない子どもたちに伝える教育が大事になる。政策として進めたい」と強調し、関係省庁との連携が重要との考えを示した。

 県内の被災地訪問は10月に続き2回目。

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