東松島ライオンズクラブと会員の佐々木さん、寄付　市社協に計20万円

　東松島ライオンズクラブは２３日、東松島市社会福祉協議会に計２０万円を寄付した。

　贈呈式が東松島市赤井の東松庵であり、クラブの大橋博之会長（６７）と会員の佐々木章さん（８５）が、社協の阿部英一会長（７４）に寄付金を手渡した。

　寄付金は、祭りの出店事業の収益金と会費などのクラブ活動費から１０万円を捻出。佐々木さんは個人として１０万円を寄せた。クラブは毎年末に社協に寄付をしている。東日本大震災や新型コロナウイルス禍でも続け、２８年目。佐々木さん個人の寄付は６年目。

　大橋会長は「厳しい生活を送っている人の一助になってほしい。行政の手の届かないところに細かく力添えしたい」と語った。佐々木さんは「困窮世帯が増えていると聞き、（寄付を）やらなきゃいけないという義務感がある。自分の稼いだお金は社会奉仕に使いたい」と話した。

　寄付金は歳末助け合い募金の一部として、生活に困窮する高齢者世帯の年越し見舞金や、障害児支援団体への援助などに充てられる。阿部会長は「定例的な寄付はありがたい」と感謝した。