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北上川で初漕ぎ 飛躍誓う 石巻ボート協会、石巻カヌー協会

穏やかな川面でオールを動かす参加者

 新春伝統の「第66回石巻北上川初漕(こ)ぎ会」(石巻ボート協会、石巻カヌー協会主催)が2日、石巻市水明南2丁目の北上川であった。石巻高ボート部と石巻商高カヌー部の選手や卒業生ら約60人が参加し、新年最初の水の感触を確かめた。

 神事で選手の安全と活躍を祈願。ボート協会の高橋公治会長は「自身の目標を設定し、1年間の飛躍につなげてほしい」とあいさつした。カヌー協会の佐藤幸也会長(石巻商高教諭)も「各選手が好成績を残し、石巻を盛り上げていこう」と激励。選手らがボートやカヌーで川面にこぎ出した。

 神事の前には、ボート協会が昨年の全国高校総合体育大会(インターハイ)ボート競技の女子ダブルスカルで2位に輝いた、石巻高3年の井上美空さん(17)と早川美鈴さん(18)を表彰した。

 大学進学後も競技を続ける井上さんは「後輩の手本になれるように頑張る」と意気込み、競技から離れる早川さんも「初心を忘れないため、初漕ぎ会には参加し続けたい」と話した。

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