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一足早く大人の自覚 石巻・桃生地区で成人式 他地区はあす開催

友人同士で写真撮影をする参加者たち

 石巻市桃生地区の成人式が5日、桃生公民館文化ホールで開かれた。51人が振り袖やスーツに身を包んで出席。大人としての意識を新たにした。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、マスクを着用せず参加する人の姿が見られた。

 斎藤正美市長は「グローバルな視点で社会問題に関心を持って行動していくことを期待する」と祝辞を述べた。出席者を代表し、陸上自衛官の三浦竜紀(りゅうき)さん(20)は「つらくきつい経験を積んだ自分の体が一番の武器。日々体力や知識向上に努める」、宮城教育大2年の佐藤有澄(あすみ)さん(19)は「教員を目指して授業などに取り組めるのも支えてくれた両親のおかげ。恩返しできるよう精進する」と発表した。

 実行委員長を務めた仙台接骨医療専門学校2年の渡辺翼さん(20)は「一人の大人として責任感を持って過ごしたい」と力を込めた。桃生中時代の恩師による祝福の言葉や写真上映などもあった。

 石巻市内の今年の成人式対象者は1209人で、前年より54人減少した。桃生地区では毎年1月5日に成人式を開催している。市内他地区と東松島市、女川町は7日に式が開かれる。

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