能登半島地震 支援物資、被災地へ発送 石巻地方
石巻市 3市町に水、食料品
石巻市は5日、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県の3市町に水や食料などの支援物資を送った。6日には市危機対策課職員3人が現地入りし、追加支援を見据えて現地確認などを行う。
市は備蓄品のアルファ米など3000個、粉ミルク300缶、500ミリリットルのペットボトル入り飲料水6000本を用意。災害協定を結ぶ県トラック協会石巻支部が輸送を担い、珠洲、輪島両市と志賀町に向けて出発した。
市防災センターで出発式があり、斎藤正美市長は「東日本大震災で受けたご恩に報い、一刻も早く必要な物資を届けたい。先遣隊となる職員には現地で必要な物を確かめてきてほしい」と激励した。
市は災害協定を結ぶ事業者にも、支援物資の調達と配送を依頼した。準備が整い次第、被災自治体に送る。
東松島市 飲料水など石川県に
東松島市は飲料水などの支援物資を能登半島地震被災地の石川県に送った。物資の出発式が5日、市役所であり、職員ら約40人が立ち会い、物資を載せて被災地に向かうトラックを見送った。
送ったのは500ミリリットル飲料水4800本、毛布1000枚、ブルーシート500枚、マスク1万枚。航空自衛隊の基地がある自治体として交流がある石川県小松市の要請を受け、同県への支援を決めた。
式では、参加者が犠牲者に黙とうをささげた後、渥美巌市長が「被災地はスピード感を持った支援を求めている。支援で被災者に少しでも笑顔が戻ればいい」と述べた。
物資は金沢市の石川県産業展示館に届けられ、県内の被災地で活用される。東松島市は今後の要請によって職員派遣など人的支援も視野に入れる。
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