閉じる

いらっしゃいませ > じゃむ工房えがお(東松島市赤井)

一つ一つ丁寧に作られたジャムが並ぶ店内

<素材のおいしさ生かす>

 県内の学校などに約35年勤務した管理栄養士、鈴木しゅくさん(62)が開いた手作りジャムの店。東松島市赤井地区の住宅街にあり、2018年3月にオープンした。

 旬の果物や野菜を使い、春はイチゴや青梅、夏はモモやブルーベリー、秋は紅玉リンゴやラ・フランス、冬はカキやレモンリンゴなど常時10種類ほど、年間で30種類以上が並ぶ。

 1番人気は毎年2、3月ごろに提供するイチゴジャム。赤井地区の生産者から仕入れる「紅ほっぺ」を、形が残る程度に煮詰めて作る。同市宮戸地区の漁師が生産するモモやイチジクも好評だ。価格は450~550円で、昨年、市のふるさと納税の返礼品にも加わった。

 素材そのものの特長を生かすため保存料などは無添加。店頭ではパンやヨーグルトと合わせる以外にも、料理の味付けやドレッシング作りに合うジャムを教えてくれる。

 鈴木さんは東日本大震災で多くの人が傷付き大変な生活を送っていた中で「自分にも何かできないか」と考えるようになり店を開いた。「生産者の思いを大切にし、素材のおいしさを生かせるように手を掛けて心を込めて作っている。食卓を囲んだりおやつを食べたりする時に、ほっとする時間を過ごしてもらいたい」と話す。(及)

■メモ:営業時間は午前10時~正午、午後1~5時。営業日は月・火・水・土曜(祝日の場合は休み)。東松島市赤井南新町19の17。同市矢本のフレスコキクチ矢本店でも購入できる。連絡先は0225(83)2103。

手作りジャム - じゃむ工房えがお

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ

みやぎ地域安全情報

宮城県警 みやぎセキュリティメールより