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不審者出没!児童が通報 東松島・赤井小で110番教室 寸劇交え警察官が指導

不審者役に小学生役が連れ去られそうになる寸劇で110番する児童(右奥)

 10日の110番の日を前に、東松島市赤井小(児童146人)で9日、110番教室が開かれ、児童らが通報の仕方や質問される内容などを学んだ。

 市内の交番、駐在所の警察官6人が5、6年生44人に寸劇を交えて説明した。小学生役が不審者役に声を掛けられ、連れ去られそうになるところを、児童の代表が110番。事件の状況や犯人の特徴などを通信指令室の担当役に伝えた。

 そのほか、いたずらに110番しないことや、間違えてかけてしまったときは一言断ってから切ることなどを学んだ。

 6年亀川田音我(きかわだとわ)さん(12)は「電話口で聞かれる内容などが分かって勉強になった。落ち着いて通報できないかもしれないが、もしものときには今日のことを生かしたい」と語った。

 110番はいたずらや無言の電話が約2割を占めるという。佐々木直也警部補(46)は「110番は万が一の時、ためらわずに使ってほしい。必要な人につながるよう、いたずら電話はしないでほしい」と話した。

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