新事業の挑戦後押し 年賀の会で飛躍誓う 女川町、町商工会
女川町と町商工会は9日、新春年賀の会を町生涯学習センターで開いた。町内の商工業、水産、教育関係者ら約160人が出席し、親睦を深めながら新年の飛躍を誓った。
須田善明町長が能登半島地震に触れ「まだ明らかになっていない被害状況がたくさんあるだろう。生活物資の提供、職員の派遣など、行政としてやれることを長期的に展開する」と話した。
町民ができる支援について「東日本大震災から立ち直った姿があるだけでも心の支えになるはず。地域で元気に過ごすなど日常を積み重ねていけば気持ちは伝わるだろう」と述べた。
町商工会の木村昇会長は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した昨年、4年ぶりに商工祭が開催できたことを振り返り「地域の顔である商店や商店街を守るため、新たな事業への挑戦や事業再構築など支援し地域循環型経済をつくっていきたい」と述べた。
アトラクションで、女川実業団が獅子舞を披露した。
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