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毎日映画コンクール 石巻ロケの作品3本、候補に絡む 新人賞や音楽賞など

毎日映画コンクールの新人賞にノミネートされたアイナさん(右)は「キリエのうた」舞台あいさつで石巻市を訪れた。左は仙台市出身の岩井俊二監督=2023年8月23日、イオンシネマ石巻

 第78回毎日映画コンクール(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の受賞候補作品(者)が発表された。石巻地方でロケが行われた映画や大川小を題材にしたドキュメンタリー映画など合わせて3本がノミネートに絡み、地元ファンの間で話題となっている。

 同コンクールは昨年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品が対象。

 うちスポニチグランプリ新人賞・女性部門にノミネートされたのは、石巻市や東松島市などで撮影された「キリエのうた」のアイナ・ジ・エンドさん。同・男性部門では石巻市出身の庄司輝秋監督が網地島でロケした「さよなら ほやマン」で兄弟を演じたアフロさん(MOROHA)と黒崎煌代さんの2人が同時にノミネートされた。

 助演では広瀬すずさん(キリエのうた)、音楽賞ではリボーンアート・フェスティバルで石巻市と関わってきた小林武史さん(同)、ドキュメンタリー部門では「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」がそれぞれ候補に選ばれた。

 「さよなら ほやマン」を公開中のシアターキネマティカ(石巻市中央1丁目)はノミネートを祝うとともに、アフロさんと黒崎さんを応援している。

 同コンクールでは是枝裕和監督の「怪物」が優秀賞や脚本賞など最多9部門にノミネートされた。

 受賞作(者)の発表は1月下旬に予定されている。

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