矢本東小、食育に力 4年生がクイズ発案 宮城学院大と東松島市作成のウェブ「ガクタベ」にアップ
食育に力を入れる東松島市矢本東小(児童449人)が、宮城学院女子大、市と連携した活動を展開し、注目されている。4年生が東松島の食材を調べて考えたクイズを作成し、選抜された20問は同大舛井ゼミと市が協力して作ったウェブサイト「ガクタベ」にアップされ、昨年11月の「ひがしまつしま食べメッセ」で市民にお披露目された。今月18日にはワークショップを実施し、4年生がクイズを体験した。
食育は生涯にわたって健やかに生きていく基礎をつくる大切な学び。子どもたちは総合学習の中で地域の安心安全な食材や東松島の魅力について理解を深めた。活動を支えるゼミの学生や市健康推進課の職員と関わり、コミュニケーション力も育んだ。
ガクタベは、市内の子どもたちの運動推進や食育活動のために作成されたサイトで、「学び」のガクと「食べる」のタベが名前の由来となっている。
本年度は、学校運営協議会委員の発案で、同大現代ビジネス学部の舛井道晴教授のゼミと市健康推進課と連携した「ガクタベワークショップ」と題した年間3回の食育学習を計画し、4年生(80人)が取り組んできた。
東松島の食材に関する調べ学習を実施。グループごとにクイズを考案し、20問を学生が選抜してガクタベサイトにアップした。
本年度最後のワークショップとなった18日は、学生と健康推進課職員らが見守る中、舛井教授が進行役を務め、7問のクイズに挑戦した。「東松島市ののりうどんはどのようにして作られているか」などが3択で出題され、子どもたちは選択したエリアに移動していた。みんな楽しみながら笑顔で体験した。
相沢進校長は「生活の中で食は大事。特に朝ご飯は脳が活性化する。食育を通じて、子どもたちの食に関する知識と望ましい生活習慣の形成につなげていきたい」と話した。
「ガクタベ」の活動は来年度も実施する。
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