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能登地震 被災地派遣の石巻市職員「震災の経験生きた」 市長に活動報告

志賀町内の避難所で活動する職員(石巻市提供)

 能登半島地震の被災地へ派遣された石巻市の職員が26日、斎藤正美市長に現地での活動を報告した。

 市は独自支援として10日以降、石川県志賀町に保健師2人を含む職員4人を入れ替わりで派遣している。この日は15~21日に派遣された介護福祉課、地域協働課、桃生総合支所市民福祉課、健康推進課の4人が現地の状況を伝えた。

 4人は期間中、指定避難所や自主避難所、福祉避難所の計7カ所を訪問。避難所の環境確認や感染症のリスク管理、健康調査、心のケアのニーズに関する調査などに当たった。

 職員は「心のケアに関する調査の用紙などを持って行ったら喜んでもらえた」「日頃から避難所での受け入れをイメージしておくことが大事だと感じた」などと報告。斎藤市長は「東日本大震災の経験から得たノウハウを持ち、的確なアドバイスができたのではないか」と語った。

 介護福祉課の青木勝彦主任主事は取材に「避難所の衛生環境を整えるため、掃除して段ボールベッドを並べ土足禁止にした。震災も最初の状態は同じだった。震災で避難所業務に当たった経験が生きたかなと思う」と語った。

石巻市議会、石川県に義援金30万円

 石巻市議会は26日、能登半島地震の被災地支援として、義援金30万円を石川県に贈った。「被災された方々が一日も早く平穏な生活を取り戻すことを祈念する」として、1人1万円に加え、全議員でつくる議員会が2万円を拠出した。

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