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毎日映画コンクール 石巻・網地島ロケ「さよなら ほやマン」、主演のアフロさんに新人賞

アキラ役で新人賞に輝いたアフロさん(左)(C)2023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE

 第78回毎日映画コンクール(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の各賞が決まり、スポニチグランプリ新人賞に石巻市網地島を舞台にした「さよなら ほやマン」のアフロさんが選ばれた。上映を通して地元ロケ映画を支援するシアターキネマティカ(同市中央1丁目)はアフロさんの受賞に沸いている。

 「さよなら ほやマン」は同市出身の庄司輝秋監督が網地島でオールロケした。漁師兄弟と東京から来た漫画家との共同生活と家族の再生を描いた。兄のアキラを演じたのがアフロさん。2人組バンド「MOROHA」で活躍、同作で映画初主演し見事、新人賞を獲得した。弟シゲル役の黒崎煌代さんも新人賞にノミネートされていた。

 シアターキネマティカでは昨年11月の公開から今も続映中。運営する石巻劇場芸術協会の矢口龍太さん(42)は「撮影地・網地島に一番近い地元の劇場として、これからも映画を応援していきたい」と話す。

 ほかにも石巻ゆかりの作品が脚光を浴びた。助演女優賞に広瀬すずさん(「キリエのうた」、石巻・東松島両市などで撮影)、ドキュメンタリー映画賞に「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」がそれぞれ選ばれた。日本映画大賞は阪本順治監督の「せかいのおきく」。表彰式は14日、東京で開かれる。

 同コンクールは昨年1年間に国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品を対象に行われた。

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■シアターキネマティカ「さよなら ほやマン」上映日程
【2月】
▽ 7日午後 1時
▽ 9日午前11時
▽14日午後 1時
▽16日午後 6時
▽23日午後 1時
【3月】
▽ 1日午後6時
▽ 2日午後1時
▽ 8日午後6時
▽10日午後2時

 連絡先は0225(98)4765=水・金・土・日曜の午前11時~午後5時=、メールはkinema@r-ishinomaki.net

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「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」は3月1日から仙台市内の映画館で公開される。

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