手作りたこ、巧みに操る オール赤井凧あげ大会 デザインや高さ競う
たこ揚げを通して地域住民が交流する「第35回オール赤井凧(たこ)あげ大会」(実行委員会主催)が4日、東松島市赤井市民センター北側の水田で開かれた。
小・中学生の部には39人、一般・団体の部には9人がエントリー。手作りのたこのデザインや形、揚がった高さなどを競った。1月28日には「仙台凧(たこ)の会」によるたこ作り教室もあり、親子連れらも自慢のたこを持って大会に臨んでいた。
強い風が吹く中、参加者たちは高く揚げようと真剣に風向きを読んだ。たこ糸が絡まる場面もあったが、巧みな手さばきで器用に空を泳がせていた。
チャンピオン賞に輝いた赤井小3年の小針泰成君(9)は、同市の航空自衛隊松島基地に所属する曲技飛行チーム「ブルーインパルス」をたこに描いた。「賞を取れてうれしい。真上に揚がるように工夫し、うまくできた。来年も参加したい」と話した。
たこ揚げを楽しんだ参加者には、温かい豚汁や焼き芋などが振る舞われた。斎藤英彦実行委員長は「伝統的な遊びを親子や友達と楽しみ、絆や友情を深めてくれれば」と語った。
チャンピオン賞以外の受賞者は次の通り。(敬称略)
◇小・中学生の部
▽最優秀賞 岩田瑞雪
▽優秀賞 新毛初椛、木村優吾
▽制作賞 遠藤咲希
▽努力賞 三浦一喜、安倍帆夏、藤崎律気
◇一般・団体の部
▽最優秀賞 本田剛生
▽優秀賞 菊地一郎
▽制作賞 小針正裕
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