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石巻フード見本市、活気 全国からバイヤー100人 水産など28社が出展

全国のバイヤーらに商品を売り込む地元企業の担当者(左)

 水産加工品をはじめ、石巻の豊かな食材を全国の食品バイヤーらにアピールする「石巻復興フード見本市2024」(実行委員会主催)が6日、石巻市魚町の石巻魚市場管理棟で開かれた。市内の水産会社など28社が出展。全国から集まった流通、外食、百貨店などのバイヤー約100人に、それぞれの一押し商品をアピールした。

 ブースごとに企業の努力を結集した逸品や、各種品評会で入賞した商品などを陳列。企業担当者はバイヤーらと名刺交換し、売り込みを図った。また積極的に試食を勧めるなどして製造工程のこだわりも伝えた。

 昨年12月にサバのフライや漬け丼の具を発売した、本田水産(石巻市流留)の小林勝徳販売部部長兼北関東営業所所長は「既存商品の製法を生かしている。会社の技術を見てもらういい機会」と語った。

 主力の殻付きカキや加工品を紹介した三養水産(同市流留)の営業担当石島秀紀さんは「ブースを出している企業同士の情報交換も商品開発のきっかけになる。見本市の存在は地域にとって大きい」と話す。

 会場では「石巻最強おつまみ×石巻地酒のコラボ」と題し、日本酒やビールに合う商品の展示や石巻魚市場の見学会などといった企画もあった。

 実行委会長の青木八州石巻商工会議所会頭は、開会セレモニーであいさつし「石巻は豊富な食材がある地域で、全国から見ても地域として魅力がある。多くの契約が生まれ、企業の発展につながるといい」と述べた。

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