閉じる

学校安全探る 河南東中、奈良のSPS認証校とオンライン交流 防災訓練を紹介

カメラの前に立ちオンラインで交流する河南東中の生徒

 石巻市河南東中(生徒307人)は、奈良県上牧町の上牧二中の生徒とオンライン交流を実施した。両校は自助・共助・公助の理念に立って学校安全を推進する「セーフティプロモーションスクール(SPS)」の認証校。互いの学校の様子や校内安全への取り組みを紹介し合った。

 両校生徒の交流は、昨年3月にSPS認証を受けた上牧二中が申請段階で河南東中を視察した縁で始まった。

 河南東中は生徒10人が参加。1日の時間割を全て訓練に充てる総合防災訓練や、校内の「ヒヤリハット」を生徒が自主的に探す取り組みなどを紹介した。また互いに、校則や制服、方言の違いを比べるなどしながらにぎやかな時間を過ごした。

 生徒会長の2年相沢美緒さん(14)は「上牧二中に校則がないと聞いて刺激を受けた。取り組みを参考にして、楽しい学校にしたい」と笑顔で話した。

 オンライン交流は昨年12月22日に行われた。SPSは地域や家庭と連携した安全な教育環境を整えた学校を日本SPS協議会が認証する。2001年に児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小殺傷事件を教訓に、14年に始まった。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ