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子育て、学校と地域の連携を 石巻で教育カンファレンス 教員やNPO職員ら意見交換

教育の地域連携などで意見を交わす参加者たち

 石巻地方の教育の現状や地域との連携について考える「石巻教育カンファレンス2023」が10日、石巻市穀町の市ささえあいセンターで開かれた。教員やNPO法人職員ら約50人が参加し、それぞれの立場で考える学校や教育の在り方を共有した。教育シンポジウム石巻実行委員会の主催。

 「つながる学びと地域」をテーマに、講演とトークセッション、ワークショップの3部構成で実施した。第1部は北海道の元中学校長で若手教諭の指導に当たる森万喜子氏が講演。不登校や家庭の子育ての現状などを説明し、現代のスタイルに合った学校が必要だと伝えた。

 森氏は「子育てを地域ぐるみでやらなければ親が孤立し、そこから虐待などが生まれてしまう。学校も子どもにとって信頼できる大人が居るところにならなくてはいけない」と訴えた。

 第2部のトークセッションには、プレーパークやフリースクール事業を展開する認定NPO法人「こども∞(むげん)感ぱにー」(石巻市)や、キャリア教育を通じて地域活性化を目指す一般財団法人「まちと人と」(同)など5団体が参加。それぞれの活動を紹介しながら、一人一人に合った学びの場の選択などについて意見を交わした。

 ワークショップでは、参加者が8グループに分かれて議論。学校と地域の連携など、五つのテーマで話し合った。

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