「協同的な学び」、生徒に変化 東松島市教委が研修、教職員ら180人 山形県からも参加
東松島市教委が主催する本年度2回目の「協同的な学びの充実研修会」が、市矢本一中(生徒464人)で開かれた。市内や山形県の小中学校の教職員ら約180人が参加。授業参観などを通して、協同的な学びで変化した生徒の様子を確認した。
2年3組(生徒40人)の社会の授業では、グループワークに取り組む生徒や担当教諭の発言、動きを観察。授業後は、教員同士で感じたことを発表し、授業の進め方などを検討した。
山形大大学院教育実践研究科の森田智幸准教授と、学習院大人文科学研究科の秋田喜代美教授が「学ぶとは」をテーマに、授業参観などの感想を交えながら対談した。
森田氏は子どもたちのつぶやきに注目。「気付きが共有される環境ができている。分からないことをつぶやくことで、次のアイデアにつながっていた」と生徒の学びを評価した。
普段の授業の様子も見学した秋田氏は「友達同士で教え合う姿が見られた。協同的な学びのいいところはお互いさまなところ」と述べた。
参加した教職員からは「4人グループに欠席者が出た場合はどうしたらいいか」という質問があり、森田氏は「3、4人に合わせる。5人だとグループが分裂したり、声が届きにくくなったりしてしまう」と答えた。
研修会は1月19日にあった。
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