「愛の物語」13作品を披露 つつじ野選と読者投稿、朗読 17日、石巻・かほくホール
三陸河北新報社は17日、朗読会「愛の物語」を本社1階かほくホールで開催する。昨年11月に発行した随想集「つつじ野選 愛の物語 50話」と、一般募集して石巻かほくに掲載中の「読者の愛の物語」から選んだ13作品をフリーアナウンサー阿部未来さんが朗読する。
朗読会は2部構成で、1部は「つつじ野選」の5作品、2部は「読者の愛の物語」8作品が対象。家族や出会いをテーマに、プロの卓越した語りが1話3~4分の繊細な世界を創り出す。同社は「朗読を聴く側が大切な思い出と重なる随想にきっと出会える。安らぎや心の充足感を味わってほしい」と期待する。
阿部さんは石巻市出身。毎週火曜にTBC東北放送ラジオ、木曜・ラジオ石巻、土曜・Date fmでパーソナリティーを務める。宮城県内各地のイベント司会など幅広く活躍している。東日本大震災時は実家が被災し、地元中学に避難した経験があり、その教訓を防災士としての活動に生かしている。
朗読会は午後1時30分開場、2時開会、3時20分終了予定。入場無料で先着100人。能登半島地震の被災者支援企画として、会場受付に募金箱を設置し、協力を呼びかける。「つつじ野選」など三陸河北新報社の出版物を販売する。
三陸河北新報社の住所は石巻市千石町4の42。敷地内に来場者用駐車場がないため、同社は電車かバスの利用を呼びかけている。問い合わせ先は三陸河北新報社「愛の物語」係0225(96)0321。
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