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声優と石巻へGo ファン130人、触れ合い旅 マンガッタンライナー運行20年祝う

多彩な声色を披露する置鮎さん(左から2人目)ら。参加者は声優同士の掛け合いを楽しんだ=17日午前11時5分ごろ、JR陸前小野駅前
シージェッター海斗の出迎えを受け、スマホで写真を撮る乗客=17日午前10時50分ごろ、JR陸前小野駅前

 故石ノ森章太郎さんの漫画キャラクターが車体を彩るJR仙石線の車両「マンガッタンライナー」が運行開始20周年を迎えた。節目を祝い、声優と専用列車に乗って石巻市を訪れるツアーが17日にあり、全国のアニメファンら130人が声優のトークショーや車内イベントなどを満喫した。

 仙台駅を出発した列車には、アニメ「ドラえもん」の骨川スネ夫役などの関智一さん、アニメ「トリコ」のトリコ役などの置鮎龍太郎さんが同乗し、ファンらが車内でのトークやゲームなどを楽しんだ。

 東松島市の陸前小野駅では、石巻市のご当地ヒーロー「シージェッター海斗」や三笠亜希子石巻駅長らが下車した乗客を出迎えた。駅前でのイベントでは、関さんらとのゲームや海斗との記念撮影、地元女性らが靴下で手作りしたサルの人形「おのくん」の販売会もあり、盛り上がった。

 再乗車した参加者は石巻駅に到着後、石ノ森萬画館(石巻市中瀬)やマンガロードを散策し、関さんと置鮎さんのトークショーを楽しんだ。

 友人と参加した大宮市の会社員小林康子さん(54)は「ヒーローや声優との触れ合い、鉄道、石巻観光などあらゆる面で楽しめるのがツアーの魅力。1泊して石巻の魅力を堪能する」と笑顔を見せた。

 マンガッタンライナーは2003年、仙石線に登場。現在は仙石線で2種類、仙石東北ラインで1種類の計3車両が運行中。「サイボーグ009」「仮面ライダー」などのキャラクターが描かれた車両が仙台-石巻間を走り、「萬画の国・石巻」をアピールしている。

 ツアーは石ノ森萬画館とJR東日本びゅうツーリズム&セールスなどが企画した。

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