歌や踊り、楽しんで 石巻の団体「ひなたぼっこ」、介護施設へ初の慰問
高齢者に歌や体操などを楽しんでもらう石巻市の団体「元気サロンひなたぼっこ」は16日、同市吉野町1丁目の介護老人保健施設「しおん」を慰問し、歌やハンドベル演奏で利用者を楽しませた。
元気サロンのメンバーやスタッフら15人が訪問した。日頃から練習する歌やフラダンスを披露し、ハンドベルで「ふるさと」を演奏。最後は坂本九さんの「上を向いて歩こう」を全員で歌った。
しおんを利用する久保洋子さん(90)は「歌を聴き、元気に頑張っていこう、前向きに生きていこうと思った」と話した。
元気サロンには85歳以上のメンバー約15人が参加。同市大街道西2丁目の県高齢者生協の施設を借り、昨年10月からは月4回活動している。慰問は今回が初めて。
メンバーで楽器のギロを奏でた同市南境の榛沢さつよさん(87)は「毎週の練習が楽しみだった。初めての出張演奏会だったが、上出来だった」と笑みを浮かべた。
千葉静代表(66)は「うまくいってメンバーが喜んでいた。メンバーの負担にならない範囲で、声がかかれば慰問に行きたいと思う」と語った。
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