火災予防に興味を 石巻広域消防音楽隊が定期演奏会 中学吹奏楽部と共演も
石巻広域消防音楽隊の第15回定期演奏会が18日、石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)であった。仙台市消防音楽隊に加え、初めて中学校の吹奏楽部とも共演し、石巻市桃生中、住吉中が参加。計66人の大編成で迫力ある演奏を披露し、客席を埋めた約1260人に音楽の楽しさと火災予防を発信した。
ステージの第1部は、石巻広域消防音楽隊が「五月の風」「希望の轍(わだち)」など3曲を演奏。「アレグロとインテルメッツォ」では音楽隊講師でクラリネット奏者の小竹一成さん(石巻高出身)が指揮を執った。
合同演奏の第2部は、Jポップのヒット曲メドレーや、石巻市のご当地ヒーロー「シージェッター海斗」のテーマ曲などで盛り上げた。「ジャンボリミッキー!」では演奏に合わせて中学生らが軽快なダンスを披露し、会場が手拍子に包まれた。
曲間には火災や地震への注意、自動体外式除細動器(AED)の活用を呼びかけた。
初めて訪れた石巻市小船越の主婦日野さよ子さん(67)は「素晴らしい演奏で感動した。来年もぜひ聴きたい」と笑顔を見せた。
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