石巻地方で最大積雪16センチ、今季一番 JR3線で運休、遅延 道路はスリップ事故多発
本州南岸に停滞した前線や気圧の谷の影響で、石巻地方は21日夜から22日朝にかけて大雪となった。仙台管区気象台によると、22日午後4時までの石巻の最大積雪は、今季一番の16センチを観測した。最近の暖かさから一転、厳しい冬の寒さに戻った。
22日の最高気温は石巻で0.3度(午後2時58分)、女川で0.6度(午後2時50分)で、平年の最も寒い時期を下回った。
真っ白に覆われた石巻地方では、各地で住民や店舗従業員らが雪かきに追われた。本格的な積雪で雪遊びを楽しむ子どもたちの姿も。同市錦町の平夏依(かい)ちゃん(2)は「ざぶん、ざぶん」と歓声を上げて雪の踏み心地を満喫していた。
石巻署管内では、21日午後6時から22日午前8時までに、スリップによる物損事故が6件発生した。河北署管内ではなかった。東北地方整備局によると、事故の影響で三陸沿岸道石巻河南-三滝堂インターチェンジ間の上下線が22日午前8時45分から4時間にわたり通行止めになった。
JR東日本東北本部によると、積雪の影響で各地で倒竹が発生し、仙石線、仙石東北ライン、石巻線で運休や遅延が生じた。
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